限りある人生
「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」
伝道者の書 12章1節
旧約聖書の中に伝道者の書があります。その12章1節にこのように書かれてあります。「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ないうちに、また『何の喜びもない』と言う年月が近づく前に」。このお言葉は、まさに私たち人間に与えられた大切な提議ではないでしょうか。
私たちは母親の胎から生まれ出て、幼児期、学童期、思春期、青年期… と体の成長とともに過ぎていきます。今、いじめの問題が大きく取りざたされていますが、一個の人間が何の障害もなくただ生きていくなど、とうていありえません。そんな中で人は、大なり小なりの希望を見出し、先へと進んで行こうとするのでしょうか。それにしても限界があるでしょう。季節が春から夏、秋、冬と巡るように、人の一生も移り行きます。そして過ぎ去った日々を振り返ったとき、確実に自分の体が老いていっている事、死が近づいて来ている現実を見せられることでしょう。この天地を創られた神様は、人間が罪を犯し神様と離れて生きて行かねばならなくなった時から、人間の一生をお決めになりました。死が与えられたのです。
多くの方々が「自分は何のために生まれてきたんだろう」と一度や二度は立ち止まって考えた事がおありになると思います。見ようによっては、死ぬ為に生まれてきたとも受け取れるでしょう。しかし、神様は死を与えつつも、確実に一人一人に目的を与えておられます。どうぞ今、あなたを創られた神様のもとに立ち帰られますようお勧めいたします。