人の心は、その人に映る

「顔が、水に映る顔と同じように、人の心は、その人に映る。」
旧約聖書 箴言 27章19節

 私たちの周りには多くの植物があります。その種は、あらかじめ決められた種類の植物の芽を出し、花を咲かせています。タンポポの種から別の植物が芽を出すということはありえないのです。ちょうど、植物がその種が命じる、まさにその通りに育っていくように、私たちの生活も私たちの心に基づいています。ただそのことだけを表すことになるのです。私たちの生活は、私たちの心そのままを表すようになります。
旧約聖書の箴言に書かれている言葉 「顔が、水に映る顔と同じように、人の心は、その人に映る。」とは真理だと思われます。どんなに装っても、どんなに作っても、人の心は隠しきれないものです。心にあるものがそのまま表表面に表されてくるものです。しかし自分は、実際にどんな心なのかを知っています。心の中に、汚いもの、悪いものがある事も知りながら、必死で隠そうとしたり、ある場合にはそれらが生活や態度にあらわれて来て問題を引き起こすのです。
人間の心の中は、相対するふたつの性質の一方しか取ることが出来ません。私たちの心を神様に向けるか、自分自身に向けるかです。他の可能性は存在しないのです。もし、心を神様に向けるならば、神様はあなたの心をきよめ、正しき道へと導いてくださるでしょう。